SUPER GT第2戦 FUJI GT 500km レース 2013 富士スピードウェイ 4
SUBARU BRZ R&D SPORTチーム

前日の予選ではCR-Zとのポールポジション争いでみごと2戦連続のPPを獲得したスバルBRZのGT300マシン
このピット裏側をパドック側から見るとこんな感じです。

そのピットガレージ裏に興味深いものが展示してありましたのでご紹介します。
展示用エンジンカットモデル←たぶんBRZ FA20改ターボエンジン

説明板などなかったのでBRZのエンジンなのかは不明ですが見た感じたぶんBRZ用かと。
一見コンパクトなエンジンとその前にデーンと大きなインタークーラーが目立ちます。

インタークーラーとエンジンの間に大きなシングルターボがついています。

よく見るとインタークーラーの下にアルミのラジエターがあるのが分かります。

ラジエターがこの位置でバンパーのすぐ後ろに設置したとしてもエンジンはかなり後ろ寄りになります。
フロントミッドシップってことがわかります。
タービン手前に綺麗に作られたカーボン製のエアクリーナーボックスがあります。
フロントからフレッシュエアを取り込めるようなレイアウトになっています。

ウエストゲートのようなアクチュエーター

この装置はなんでしょう?
インテークパイプが排気パイプにつながっていますね。
リリーフバルブなんでしょうか?

これもまた綺麗に作られたカーボン製のタイミングベルトカバー

カットされていて中に見えるベルトはSTiの強化タイミングベルト

ピカピカに磨き上げられたエンジン
展示用だからなのか実車のエンジンもピカピカなのかは不明

インマニには各気筒に2本のインジェクターがあるのが分かります。
インマニポート内噴射とヘッドポート内直噴の2本です。
トヨタの直噴技術 D-4S が使われたエンジンですね。

カムカバーもカットされていてカムが見えるようになっています。

カム山を見てください。
カバー内側に当たりそうなくらいのハイリフトカムです。

写真では暗くて分かりませんがカム本体もより中空のようで軽そうでした。
ピストンとコンロッド

ショートピンヘッドの軽そうな鍛造ピストン
スカートも短くコーティングが施されています。

コンロッドはSTiの文字が見えるI断面
強そうです。

少しだけ見えるクランクのウェイトはすごく薄いように思います。

エンジンの下側
鏡になっていて裏側が写って見えます。

通常オイルパンがあるべきところにはドライサンプ用のオイルパンとオイルポンプがついていました。

こうすることでエンジン搭載位置をより低くセットできるのでコーナリングが有利になります。
最後にこれ
お皿に乗ったホットケーキのようなこれ

クラッチです。
トリプルプレート?
いや。もっと多いですね。4枚?5枚?
バイクのクラッチみたいです。
500馬力近いパワーをスリックに伝えるにはこれくらいないとダメってことですね。
次回レースクイーンへ つづく



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