RS知多ショップブログ

不動車のハチロクレビン。
数年放置されていたみたいでエンジン不動車。
バッテリーを交換してもセルが回るだけで初爆もしない。
AE86は数年放置するとガソリンが酸化して燃料タンク内が錆びてしまう現象が多いです。
なのでこの車も燃料タンクがサビてしまっているようです。
フューエルリッドを開けて給油口から臭いを嗅いでみてください。
酸っぱい臭いがしたらガソリンが酸化しています。
この車もそれでした。
中を確認する方法は燃料ポンプのブラケットを外すことですがハチロクは燃料タンクを降ろさないとポンプブラケットが外せません。
唯一車載のまま確認できる方法はフューエルセンダゲージを外すことでタンク内が見れます。
ですが、今回の車体は確実に使い物にならないとわかっているのでこの作業を省略しました。
燃料タンクが錆びてしまうとタンク交換しか方法はないんです。
旧車とかに使う錆び取り剤っていう方法もあるけど新品が入手できるのなら材料費と手間を考えたら交換がベスト。
とは言ってもすでに新品タンクはかなり値段が高騰しているので中古が入手できるのなら中古を使いましょう。
燃料タンクの中身は全滅ですので燃料ポンプとブラケットも要交換です。
残量メーターセンサーのフューエルセンダゲージも機能しないので交換します。
センダゲージはアナログメーター用とデジタルメーター用で違うので自分の車にあったものを使います。
この機会にFCポンプや他の容量アップフューエルポンプに交換すると良いでしょう。
そしてこれが今回交換のため車体から降ろした燃料タンクの中身です。
外からではまったく分かりませんでしたがポンプを外したらエライことになってました。
サビで茶色になった燃料ポンプとブラケット

アップにすると

タンク内はご覧の通り。真っ赤っ赤。

どのくらい放置すれば錆びるのか一概には言えませんが、今まで何度も錆びさせたことのある自分の経験から、早いもので1年半くらいで錆びてしまった車輌もありましたし3年動かしてない車輌でもエンジンがかかる場合もありました。
入っているガソリンに差があるのかもしれません。
ちなみに今回のこのハチロク。抹消謄本から推測すると5年くらい放置されていたようです。
しばらく乗らない場合はガソリン酸化防止剤のガソリン添加剤が売っているので入れておくと良いかもしれません。
それとAE86はタンクにドレンがついているので定期的に抜いて新しいものと交換する方法もあります。
ただしガソリンなので慎重に作業しないと大変なことになります。
火気厳禁。自己責任において作業してください。
何はともあれ燃料タンクを錆びさせると高くつきますよ。
新品もいつまであるか分かりませんので大事にしましょう。