AE86のブローしたデスビ キャップを開けてみたら

先日入庫したAE86のデスビなのですが外観が意外とキレイです。
しかし、シャフトを手で回すとカッと引っかかり回りません。
おや?と思ってデスキャップを開けてみたらなんとシャフトにコイルの線が巻きついていました。
デスビブロー1
過去にも数例この様な状態を見たことあります。
よく観察してみるとオーバーホールした形跡があり、ピックアップコイルの汚れ具合からコイルは再利用したようです。
そしてコイルを止めているネジの跡が動いた形跡がありました。
シャフトがコイルに干渉した際にズレたのでしょう。
ネジは緩んでいない様子なのでコイルとシャフトのクリアランスが狭すぎてエンジンを高回転までまわした時にシャフトがブレて干渉したと思われます。
これは別のデストリビューターの物です。
デスビ本体から外したピックアップコイルだけの状態ですが見てください。
デスビブロー2
こちらもコイルから銅線が出てしまってます。
このデスビもシャフトに巻きついていました。
ばらした時に巻きついていたものは切り取ってしまってますが最初の写真のデスビのようになっていました。
デスビブロー3
上が銅線がでてしまったコイルで下がまともな状態です。
黒い蓋のようなものがしてあります。
このデスビのシャフトについていたベアリングを見てください。
デスビブロー4
ここのベアリングには通常カバーがあってボールは見えませんがカバーが外れています。
しかもボールが不規則に配置されていて一部金属片が見えています。
完全にベアリングがダメになってしまっていました。
実際にデスビを分解する前にシャフトを手で回したらガタガタでした。
この2つ目のデスビ故障原因はベアリング損傷によるシャフトのガタツキでピックアップコイルと接触してコイル破損したようです。
走行中このような状態になるとエンジンは掛からなくなります。
そうなるとレッカー代など予定外の費用もかかってしまいますのでしっかりメンテナンスしておくことをおすすめします。
デスビをまだ一度も交換していない車輌をお乗りの方、デスビが心配と思われる方。
当店のリビルトデスビはいかがでしょうか?
AE86 4AG リビルド デストリビューター

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