AE86パワステラック&ピニオンのリビルト
AE86のパワステラックのリビルト依頼をいただきました。
ハチロクのリビルトパーツはベースとなるコアが少ないため現物修理になるケースが多々あります。
パワステポンプは辛うじてコアが出回っていますので先送りできますが他の部品は現物修理がほとんどです。
当店の場合、AE86のラック&ピニオンはすべて現物修理にて対応させていただいています。
先日入庫の後期パワステラックですがオイル漏れがひどいとのこと。
ラックブーツも片側が完全に破れて切れてしまっています。
中のラックの芯が丸見えになっています。
この状態で動かしていたようですのでラックにサビはありませんでした。
ラックブーツが切れたまましばらく放置するとラックにサビが発生します。
軽いサビ程度でしたら問題ないのですがサビが深くなるとサビを落としてもスができてツルツルの表面が荒れてしまいます。
荒れた状態になってしまうとオイルシールが効かなくなってオイルが漏れてしまいます。
ですのでラックがサビたコアはリビルト修理不能と判断されます。
とは言っても貴重なハチロクのラックですから廃棄するにはもったいないですね。
表面の荒れがひど過ぎなければ研磨してメッキ処理をすることでラックの再生ができます。
その分工賃が発生するのでお高くなってしまいます。
錆びてダメなロッドはこんな感じ
リビルト完成品
グラグラだったタイロッドも調整されています。
RS知多 リビルトパーツ
http://rschita.jp/rebuild.html
分解点検で部品に不具合が見つかった場合は修理不可能となるケースもございます。
これは不具合により交換する部品の補修用部品が供給されなくなった為です。
仮組みの状態でお返しさせて頂きます。
使用できなくなりますので予めご了承くださいませ。
また外側のプレッシャーチューブパイプの破損も同様です。曲がり、潰れ、穴あきなどがある場合はリビルト不可能です。
取り外すまで使用していてオイル漏れ程度の症状でしたらほぼすべてがリビルト完了していますのでご安心ください。
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